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これから万年筆を使ってみたい方、
万年筆を使い始めたばかりの方、
前から使っていた方でも、
知らないから心配になること、
分からないから不安に感じることがあると思います。

このコーナーでは、そういった心配事が少しでも解決出来たらと思います。


〇万年筆とボールペンって、どう違う?

ボールペンは力をかけ、先端のボールを回転させることで筆記する道具ですが、
万年筆はそれとは逆で、力をかけなくても筆記できる道具です。

軸の重さを支えてあげるように持ち、優しい気持ちで書いてあげるといいと思います。



〇万年筆のいいところ。

字に人柄、個性が出ます。

小さい文字も、
大きい文字も、
クセのある文字も・・・、
どんな文字でも味があるものにしてくれます。

また、その時の感情によって、文字が変化をします。
怒ったりしていると、文字が大きくなったり、
インクの色が濃くなったりもするので、
日記などを書いた場合、読み返した時に感情がよみがえりやすいと思います。



〇万年筆は自分とともに成長します。

ボールペンはどこまで書いても同じ線、同じような字になりますが、
万年筆は使えば使うだけ、ペン先が馴染み、
自分だけの書きやすさに変わっていきます。

馴染んだ万年筆は手の一部になるので、
心と手が直結して、思ったことがスラスラと出てくるので、
手紙などを書く場合、書き損じが減ります。
仕事でも、きっと良いアイディアが出てくると思いますよ。



〇万年筆って人間とよく似ています。

人間の数だけ個性があるように、万年筆にもその数だけ個性があります。
同じものは一本もありません。

すぐに気が合って打ち解けるものもあれば、
慣れるのに時間がかかる場合もあります。

昨日まで元気だったのに、突然具合が悪くなることだってありますし、
放っておかれるとすねることもありますので、気を付けてくださいね。


〇何に気を付けてあげればいいの?

紙質やインクとの相性があります。
また、複写式の伝票などには使用できません。

そして、人との貸し借りは絶対にしてはいけません。
人によって、筆圧や筆記角度が違うため、
書き味がくるってしまう事もありますし、
ひどければペン先がずれてしまう事もあります。



〇万年筆の持ち方は?

基本となる持ち方は確かにありますが、
それがどうしても「持ちにくい」と感じる方もいらっしゃると思います。
持ち癖を直すのは、とても苦痛に感じることもあります。
まずは、自分の持ちやすいように持ち、
書きやすいように書いてみてください。

但し、方向性はあります。
ペン先を極端に立てたり、左右に傾けてしまうと、
書けませんので注意して下さい。


〇万年筆を選ぶ時のポイントは?

万年筆は基本的に男性用、女性用と分かれているわけではありません。
また、女性だから細くて軽いもの・・・という訳でもありません。

選ぶときには、筆圧が重要なポイントになります。

軸が細いものはギュッと握ってしまいやすく、力が入りやすいですし、
軽いものでも、前のめりになって筆記時に力が入りがちになってしまいます。

万年筆は力が要らない筆記具なので、
力が自然と抜けるバランスのペンを探しましょう。

決して、手の大きさでもないですよ。

私が愛用しているのも、ペリカンのスーベレーンM800や、
デルタのドルチェビータミディアムサイズなど、軸が太いものです。

と言っても、どんな軸の万年筆がが自分に合うのかは、
なかなか最初からは分かりにくいと思うので、

初めての方の場合は見た目のデザインから決めるのも、
一つの手だと思いますよ!


〇調整は万能ではありません

調整で書き味を良くすることが出来るのは8割までです。

何でもそうですが、道具にはそれぞれに使い方があります。
自分が使っている万年筆の性格を理解してあげることも必要で、
時には、自分が万年筆に寄り添ってあげることが必要な場合もあります。

そうやって、自分で使い込むことが本当は何より大事だと思います。


〇国産メーカーと海外メーカーのペン先の違い

国産メーカーの万年筆と、海外メーカーの万年筆の、
何が一番違うのか?と言うと、「字幅の太さ」が全く違います。

国産の万年筆の場合は、ペンポイントも小さく、
先端に向かって鋭く研がれているので、
漢字の細かいところがつぶれずに、美しく書けます。
同じ字幅でも海外メーカーのものは国産メーカーに比べて
倍近く太い場合があります。



〇保管と持ち運び

出来れば傷がつかないよう、
ちゃんと仕切りが入っているペンケース等に入れてあげてください。
机の上ではペン先が下向きにならなければ、
立てておいても、寝かせておいてもどちらでも大丈夫です。



〇インクは純正品が基本です

純正品のインクが一番安心して使用できます。
それ以外のインクを使用する場合は、自己責任となります。

まれにですが、相性が合わないインクを入れてしまった場合、
色がおかしかったり、インクが出て来なかったり、
書きはじめがかすれてしまったり、書き味が悪くなったりすることがあります。

もし、そういった違和感を感じた時には、
速やかにインクを抜いて、万年筆を洗浄して頂ければ、
大事にはならないかと思います。


〇金のペン先とステンレスのペン先、どちらが良い?

一概にどちらがいいとは決して言えません。
どちらにもそれぞれの良さがあります。

ちなみに、万年筆はお値段でもないんですよ。

使い手に合うか合わないか、それが一番重要です。

ただ、一つ言うならば、万年筆のインクの中には「酸」が含まれており、
金には酸に対する耐性がありますが、ステンレスにはありません。
ですから、ステンレスのペン先の場合は、
酸に負けて腐食してしまったりすることがあるので、
私たち販売員は金製のペン先の万年筆をお勧めしたりします。




〇万年筆にとっては、使うことが何より一番のメンテナンスです

一日一文字でもいいので、書いてあげてください。
キャップの中では絶えず水分が蒸発しているので、
毎日使っていたとしてもペン先でインクが少しずつ固まってしまいます。
ですが、使ってさえもらえれば、
新しいインクが固まったインクを押し流してくれます。
ですから、インクが詰まってしまわないように、
文字を書いて、インクを流してあげてください。


〇万年筆の楽しみ方


今現在では、色々な色のインクが販売されています。
万年筆の軸の色と、インクの色を合わせたり、
手紙などを書く事に使う場合は、季節や相手のイメージなどによって、
インクの色を変えるのも、楽しみ方の一つだと思います。

自分の好きな色を作り、
自分で名前を付けることが出来るイベント(※)もありますよ。

※セーラー万年筆主催の「インク工房」


〇時々、お風呂に入れてあげてください。

ペン先を洗う事は、人間でいうところのお風呂に入るようなものです。
キレイになると、気持ちがいいのは万年筆も一緒です。
紙面上の誇りを拾ってしまう事もありますし、
また、インクの質によっては小マメに洗浄してあげたほうがいい場合もあります。
インクの色を変える際も、しっかりとペン先を洗ってあげてください。